最近のフルート。
Bernard à Lyon、リヨンの
ベルナール(fl. 1789–1827)作、1キーのフルート。
見事な黒檀製。チューニング・スライド付きで、ピッチは435Hz。ドゥヴィエンヌを吹くのにはぴったり。モーツァルトもいいです。
音程よし、D1から最高音域A3まで実にスムーズな発音で、パワフルかつ美音。第3オクターヴの弱奏もばっちりです。
歌口はとても小さな楕円形で、実に上品な造り。
スライドを使えば、かなり広範囲なピッチに対応できそうです。
もともとバレルも含めて管体に割れのない、幸運な楽器だったのですが、
木管楽器製作の中川隆氏によるレストレーションにより、完璧なコンディションになりました。