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2018年 08月 05日

フラウト・トラヴェルソ 1

久しぶりの更新です。ここ数年、プライヴェイトな時間が増えたことで、(比較的手軽に)短時間でも追求可能な写真から、もともとの音楽へとおおきく軸足が移ってしまい、写真はあまり撮らなくなってしまいました。レンズもカメラもごく少数しか残さず、処分してしまいました。
カメラは、M-9Pがメインで、仕事用のGR-Digiral、楽器の近接撮影用にElmar-V 3.5/65mmを付けっぱなしにしたEOS-5D(初代機、Mk-I?)です。レンズは、M-Nikkor 28mm、Voigtländer Sonnar 40mmなどの安めのもの、あとは、初代Summicron-M 50mm、Hektor 1.9/7.3cmくらいしか残っていません。

というわけで、これからは、楽器の写真を中心に、趣味のヨーロッパの音楽についての記事ばかりになると思いますが、ほそぼそと更新していきたいと思っています。

今日は、夏休みで多少時間があるため、最近撮りためているフラウト・トラヴェルソ(バロックからクラシックの時代の木管のフルートを、現代において区別するのに、なぜかイタリア語を使ってこのように呼びます。英語圏でも割合使われます。バロックの当時は、音楽の中心はイタリアだったため楽器の名前そのものがイタリア語で指定されることが多かったことに加えて、18世紀の初頭までは、フルートというと今日のリコーダーのことを自動的に示したために、flauto traverso(横のフルート)と呼ばれることが多かったことにちなみます。)をご紹介します。

バロック時代のおわり1730年ごろから1800年ごろにかけて使われていたフルートは、こんな感じでした。この楽器は、当時パリで作られたものをもとにして、東京で作られたものです。例えば、バッハの管弦楽組曲第2番などのフルートのレパートリーは、このような木のフルートで演奏されていました。

今日の楽器は、日本人の名工、杉原広一氏が、2014年に作ってくださったもの。18世紀を通じてヨーロッパで最も高名な木管楽器製作家の一人、トマ・ロットが製作した楽器をもとに作られたものです。発注したのは、なんと1991年か92年のことでした。20年以上待った甲斐のあるすばらしい楽器です。
他のフラウト・トラヴェルソと比べて、吹きにくいなどということはなく、どんなコンディションの時もボリュームのある音が豊かになりますが、ものすごく複雑な音がします。ひとことで「きれいな音」のように片付けられない、深い、味わいのある音です。
材質:キングウッド、銀、象牙

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音楽




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by cuniacius2 | 2018-08-05 15:47 | Flauto Traverso


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