2019年 10月 27日
最近のフルート。Bernard à Lyon、リヨンのベルナール(fl. 1789–1827)作、1キーのフルート。 見事な黒檀製。チューニング・スライド付きで、ピッチは435Hz。ドゥヴィエンヌを吹くのにはぴったり。モーツァルトもいいです。 音程よし、D1から最高音域A3まで実にスムーズな発音で、パワフルかつ美音。第3オクターヴの弱奏もばっちりです。 歌口はとても小さな楕円形で、実に上品な造り。 スライドを使えば、かなり広範囲なピッチに対応できそうです。 もともとバレルも含めて管体に割れのない、幸運な楽器だったのですが、木管楽器製作の中川隆氏によるレストレーションにより、完璧なコンディションになりました。
#
by cuniacius2
| 2019-10-27 11:51
| Original Instruments
2019年 08月 01日
2019年 04月 20日
2019年 04月 20日
#
by cuniacius2
| 2019-04-20 10:58
| Flauto Traverso
2019年 02月 11日
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 19世紀フランス、パリでクレール・ゴドフロワにより作られた8キーのフルート(下)と5キーのフルート(上) 「フラウト・トラヴェルソ」というのは、そもそもイタリア語で「横笛」の意味で、バロック時代の終わりまで、単にflauto、fluteというと通常、今日のリコーダーのことであした。横笛のことは「横笛」とよんで区別していました。その際、英語圏やドイツ語圏を含めて、イタリア語のflauto traversoやフランス語のflûte traversièreが使われることが多かったため、今では、現代のフルート(それ自体、イタリア語では「フラウト・トラヴェルソ」なのですが。)とバロック時代のフルートを区別するために、使われています。日本ではとくに使われますが、英語でもtraversoと使われることがあります。より中立的で確実な呼び方は、バロック・フルート、クラシカル・フルートなどのように時代・様式を表す形容詞を付けることで、英語ではこちらの方が一般的です。 写真の楽器も、実際にはflauto traverso(横笛)でも、このような19世紀のフルートは、あまりフラウト・トラヴェルソとは呼ばれず、ロマンティック・フルート(ロマン派時代のフルート)と呼ばれることが多いようです。 私自身の心の中では、どの時代のものであれ、単にフルートと思っています。 18世紀末から19世紀の半ば過ぎまで最高水準の高品質のフルートを生み出した、Claire Godefroy Aînéの工房の楽器で、8つの銀のキーの付くコーカスウッドの楽器です。 #
by cuniacius2
| 2019-02-11 15:25
| Flauto Traverso
2018年 08月 12日
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() #
by cuniacius2
| 2018-08-12 20:22
| Flauto Traverso
2018年 08月 05日
カメラは、M-9Pがメインで、仕事用のGR-Digiral、楽器の近接撮影用にElmar-V 3.5/65mmを付けっぱなしにしたEOS-5D(初代機、Mk-I?)です。レンズは、M-Nikkor 28mm、Voigtländer Sonnar 40mmなどの安めのもの、あとは、初代Summicron-M 50mm、Hektor 1.9/7.3cmくらいしか残っていません。 というわけで、これからは、楽器の写真を中心に、趣味のヨーロッパの音楽についての記事ばかりになると思いますが、ほそぼそと更新していきたいと思っています。 今日は、夏休みで多少時間があるため、最近撮りためているフラウト・トラヴェルソ(バロックからクラシックの時代の木管のフルートを、現代において区別するのに、なぜかイタリア語を使ってこのように呼びます。英語圏でも割合使われます。バロックの当時は、音楽の中心はイタリアだったため楽器の名前そのものがイタリア語で指定されることが多かったことに加えて、18世紀の初頭までは、フルートというと今日のリコーダーのことを自動的に示したために、flauto traverso(横のフルート)と呼ばれることが多かったことにちなみます。)をご紹介します。 バロック時代のおわり1730年ごろから1800年ごろにかけて使われていたフルートは、こんな感じでした。この楽器は、当時パリで作られたものをもとにして、東京で作られたものです。例えば、バッハの管弦楽組曲第2番などのフルートのレパートリーは、このような木のフルートで演奏されていました。 今日の楽器は、日本人の名工、杉原広一氏が、2014年に作ってくださったもの。18世紀を通じてヨーロッパで最も高名な木管楽器製作家の一人、トマ・ロットが製作した楽器をもとに作られたものです。発注したのは、なんと1991年か92年のことでした。20年以上待った甲斐のあるすばらしい楽器です。 他のフラウト・トラヴェルソと比べて、吹きにくいなどということはなく、どんなコンディションの時もボリュームのある音が豊かになりますが、ものすごく複雑な音がします。ひとことで「きれいな音」のように片付けられない、深い、味わいのある音です。 材質:キングウッド、銀、象牙 #
by cuniacius2
| 2018-08-05 15:47
| Flauto Traverso
2016年 05月 06日
2015年 08月 29日
2015年 08月 29日
夏休みのある日、写真部の活動で札幌市西区の農試公園に出かけました。 久々に軽くてコンパクトな28ミリ、M-Rokkorを持ち出しましたが、いいレンズです。
![]() #
by cuniacius2
| 2015-08-29 10:23
| M-Rokkor 2.8/28mm
2015年 03月 15日
2015年 03月 15日
2015年 03月 15日
2014年 10月 27日
2014年 07月 16日
2014年 05月 01日
#
by cuniacius2
| 2014-05-01 07:24
| Elmarit 2.8/28(1964)
2014年 05月 01日
2014年 05月 01日
2014年 03月 05日
2014年 03月 02日
2014年 02月 17日
2014年 02月 16日
ジュ・ム・スヴィアン 「私は忘れない。」は、ケベック州のモットーだが、セント・ローレンス川を見下ろす崖沿いには今も、大砲の砲列が。 仏軍が英軍と戦って敗れた古戦場も近く、フランス系住民のイギリスに対するルサンチマンは今でもしっかり意識されている感じがした。 ![]() #
by cuniacius2
| 2014-02-16 23:54
| Elmarit 2.8/28(1969)
2014年 02月 16日
2014年 02月 16日
1月末、松本空港に着陸。 新潟のほうからアプローチして、一度南に。 塩尻峠から諏訪盆地、八ヶ岳、甲斐駒、富士山とよく見える。 このあと御岳、乗鞍を見ながら右にターン。 穂高連峰、大キレット、槍、常念を眺めながら北上し、明科上空で左旋回。 今度は松本市街を眺めながら南向きに松本空港に着陸するという遊覧コースのようなフジドリームエアラインズでした。 昨日からの大ドカ雪で、このあたりもいまは完全に真っ白なんだろうと思う。 実家のある茅野市の平野部(写真の諏訪湖の少し上)も70センチは超えたらしい。 高齢の親だけ残している人たちは心配だろうなあ。 ![]() #
by cuniacius2
| 2014-02-16 01:07
| Summaron3.5/35(M)
2014年 02月 16日
#
by cuniacius2
| 2014-02-16 01:03
| Summaron3.5/35(M)
2014年 02月 16日
2014年 02月 16日
2014年 02月 16日
2014年 02月 15日
2014年 02月 15日
ケベック市、3枚目です。 夕方、自由時間があって頼まれたお土産を買いに片道2キロの散歩に出ました。 氷点下10度以下なのに道路は大量の岩塩でぬかるんでいてすべります。 ですが気持ちのよい晴れの宵でした。 ちなみにケベック・シティーでの宿は、正面の古城風のホテル、Chateau Frontenacシャトー・フロントナックでした! ![]() #
by cuniacius2
| 2014-02-15 16:45
| Elmarit 2.8/28(1969)
|
アバウト
![]() 札幌を中心に活動するアマチュアのピリオド楽器のフルート奏者です。ルネサンス、バロック、クラシック、ロマン派までの各時代のフルートの収集、演奏を趣味としています。ensemble bois-boisメンバー。レンジファインダ・デジタルカメラLeica M9(-P)とEpson R-D1sで撮影した写真を中心に掲載。2011年7月をさかいに以前はR-D1s、その後はM-9またはM9-Pで撮影。 by cuniacius2 カレンダー
タグ
人物
石狩浜
農家
エルマリート
夕焼け
小樽
コスモス
余市
北海道
エルマー
樹木
夕景
朝
庭
旅
春
秋
札幌
M42
ブルー
UWH
建物
ヘクトール
植物
江別
ノクチルクス
冬
タンバール
街
函館
東京
壁
M5
夜
空
ズミルクス
ズミクロン
茅野
花
カナダ
茨戸川
信州
ホロゴン
モノクロ
海
夏
スナップ
モノ
8枚玉ズミクロン
空知
カテゴリ
全体 Leica M3 Leica M5 Nikon S2 Rollei 35 S Foca Flex I R-D1s Noctilux1.0/50(1975) Summilux35('60)メガネ Summilux 1.4/35('64) Summilux 1.4/35('69) Summilux 1.4/35('74) Summilux1.4/50(60) Super-Angulon3.4/21 Super-Angulon4.0/21 Summarex1.5/85('51) Thambar2.2/9cm('36) Elmarit 2.8/28(1964) Elmarit 2.8/28(1969) Summaron2.8/35('60) Summaron3.5/35(M) Summaron 3.5/3.5(L) Hektor2.5/5cm('33) Hektor1.9/7.3(1933) Hektor1.9/7.3cm('38) Hektor2.5/12.5('53) Hektor4.5/13.5('58) Hektor4.5/13.5('60) Summicron35mm ('63G) Summicron35mm ('64C) Summicron35mm ('68G) Summar 2.0/5cm(1937) Summicron-C40mm('73) Summicron2/5cm('52) 沈胴Summicron 50mm DR Summicron 2.0/50 Summicron 2.0/50 '63 Summicron 2.0/50 '69 Summicron 2.0/90mm Elmarit 2.8/90mm Summarit 1.5/5cm Tele-Elmarit2.8/90mm Elmar 3.5cm(1939) Elmar 2.8/5cm Elmar 3.5/5cm(1935) Elmar 3.5/65mm(V) Elmar 4/9cm (1936) Elmar 4.0/90 (3枚玉) Elmar 4.0/90 (1960) Summitar 5cm Elmar-C 4.0/90mm Sonnar 1.5/5.0cm Sonnar T 2.0/5cm Hologon 8.0/16mm UltrawideHeliar12mm Color-Skopar4/21mm Nokton1.2/35mm Asph M-Rokkor 2.8/28mm P.Angénieux 28mm Sonnar 2.8/40mm Jupiter12 2.8/35mm ↓日本のライカ・マウントレンズ Sonnetar 1.1/50mm Canon 1.8/5cm Canon 1.4/5cm Nikkor-HC 2.0/5cm Super-Yashinon1.8/50 Olympus PenFT Contax T2 ↓M42 CZJ Flektogon4/20mm CZJ Flektogon2.8/35 CZJ Tessar 2.8/50mm Super-Takumar 1.4/50 Meyer Primagon4.5/35 Meyer Orestor 100mm Meyer Trioplan 100mm Super Takumar 135mm Komurar4.5/200mm Fujinon1.8/55mm Chinon 1.4/55mm ↓Contax Zeiss Planar1.4/85mm Lumix G1 Leica CL SOM Berthiot Lytar C Mount iPhone4 GR Digital 3 Elmarit R2.8/28mm Summicron R2.0/50mm Elmarit 2.8/21mm Tele-Elmar4/135mm iPhoe5 For Sale Flauto Traverso Original Instruments Flûtes Françaises 未分類 ブログパーツ
お気に入りブログ
Flauto diritto monasaの信州草花通信 生きる歓び Plaisi... photo:mode flarist ブログヨコハマ 真四角の窓から見た世界 square & rec... --冩眞日和--つれづれ... UBU's フォトギ... のんたんのデジタルな風景 DNF Illustrator ... Ever Green アルビレオの 雑記帳 田舎もんの電脳撮影日記 ひたすらワインを飲む日記 In The Soup 白金の森から 柴草玲(しばくされい) ... さっぽろ発 Photo便り 都の写真帳 フォトパラダイス まぁいいか、とものぐさの日々 札幌の空の下で徒然記まま... 浸透鏡玉(滲みレンズ) ... R-D1☆M8狂想曲 ウリサジンブログ a felicidade 康人塾(こうじんじゅく) M8, M9 & R-D... spontaneously ドローンと一緒・okoの... すずちゃんのカメラ!かめ... 小人閑居として不善をなすorz 写悦の函 Morios Tagebuch 学びの森 写真部log レンズ地獄(35mmレン... 彷徨の咆哮 tempo rubato... トガリイシの信州高原写真日記 Leicaとコダクローム... 和のアルバム 雪の舞い 恋するファインダー / ... slow life-annex Tullyz bis /... 在り合ふ瞬間(ありあうとき) NK's PhotoBlog Mimesis : Un... まぁいいか、とものぐさの... contemporary... 店主の雑記帳/器つれづれ クラシックカメラが見た風景 M8とR-D1写真日記 Festina Lente わが友ホロゴン・わが夢タ... ひげメガネの写真日記 sempre●●●comodo photo☆Life 渡邊順生のブログ スクエアな時間 imai104 セントバ... 67spirit bouillon REAL SOUND ブログ 航海日誌 レンズ千夜一夜 ウタキチの部屋 ライフログ
以前の記事
2019年 10月 2019年 08月 2019年 04月 2019年 02月 2018年 08月 2016年 05月 2015年 08月 2015年 03月 2014年 10月 2014年 07月 2014年 05月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||